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カナルビが動く! 応用のルビ付きカラオケ動画の作り方【Photoshop&Premiere Pro使用】前編

 今回紹介するのは、Abobe社のPremiere Proという動画編集ソフトを使用して、るび付きカラオケ動画を制作する方法です。

  基本のかなるびの作り方はこちらから

カラオケ動画のからくり

 端的に説明すると、白文字の歌詞の上に、ピンク文字の歌詞を重ね、Premiere Proの「クロップ」機能を使って、音に合わせてピンク文字を表示するという流れです。文字だけでは概要が掴みづらいと思いますので、詳しく見ていきましょう。

材料を用意する

 基本のかなるび動画と同じく、歌詞を入力したもの、アーティストが横並びになった画像、音源を用意します。(今回はJYPとソンミがデュエットした『When We Disco』を例に説明します。)

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  エクセルやスプレッドシートに入力しておくと便利です。次に基本のかなるびと同じく、Photoshopを開いて、アーティストが横並びになった画像(今回もコラージュメーカーを使用)を挿入します。

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 画像を貼り付けたら、次はテキストツールを使用して、タイトルを入力します。フォント、大きさ、色を整えます。

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 できあがったら「Title」など、わかりやすい名前をつけて保存します。次にふたりの名前を入力して、歌詞がまだ何も入力されていない状態の画像を作成します。この画像は、おもにイントロや、間奏中に使用します。

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  これも「Title2」など、わかりやすい名前を付けて保存します。次に、ソロパート時の画像を作ります。まず、パク・ジニョンさんのソロパート用の画像から作りましょう。長方形ツールで一旦画像を覆い、ラスタライズ化、パク・ジニョンさんの部分を長方形選択ツールで選択、削除します。最後に透明度を50%に設定します。

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 できました。わかりやすいように、ここではファイル名を「パクジニョン」にして保存しました。ソンミちゃんも同様の処理をします。ここまでで、タイトル、間奏用、パク・ジニョン、ソンミの4枚の画像ができあがりました。

カラオケデータの作成

 基本のかなるびでは、ソロパートの画像に直接歌詞文字を打ち込んでいきましたが、今回は別の作業を行います。というのも、今回は下の画像のように、二種類の色の字幕を作る必要があります。

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 まずはPhotoshopで新規作成、サイズを縦1920px,横1080pxに設定します。ここに文字を打ち込んでいきます。

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 文字を整え終わったら、背景を透明にします。透過するのを忘れると、表示がうまくいかないので、必ず透過してください。

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 これで保存します。わかりやすいように、今回は「01」と名前を付けて保存します。次に、これに重ねていく色画像を作っていきます。既に入力してあるデータの色を変えて保存するだけです。名前は上書きされないように「01色付き」などにして保存します。

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 こちらはソンミちゃんのパートなのでピンク色にしましたが、パク・ジニョンさんのパートも色分けしたいという方は別途、違う色にするのも良いでしょう。

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(10人以上いるグループの色分けで心が折れて以来、私はほぼほぼ1色にしています👼)

 このように、1曲まるまる「通常の白色歌詞文字」と「色付き文字」を用意します。これにてPhotoshopでの作業は終了です。お疲れ様でした。

 

 後編ではいよいよPremiere Proのクロップ機能を使用して、カラオケのように色を動かしていきます。

動画でも確認できます