基本のかなるび動画(歌詞動画)制作、前回はコラージュメーカーというサイトを利用して、アーティストの横並び画像を作成するところまで行いました。
今回は作成した画像を使用して、Photoshopで文字データと組み合わせていき、Premiereを使用して画像と音楽を組み合わせていきます。かなるび動画=音楽付きの歌詞画像スライドショーとイメージしてもらえたら、なんとなくわかりやすいかなと思います。
Photoshopで歌詞画像を作る
Photoshopを立ち上げます。新規作成し、画像サイズは縦1920px、横1080pxにします。そこに前回作成した4人が横並びになっている画像をドラッグして挿入します。
グラデーションツールを使い、中央線を引きます。
いい感じになりました。
タイトル画像を作成
続いて、タイトル画像を作っていきましょう。大きめに文字を打ち込み、装飾します。
できました。フォントの種類や色などはみなさんのセンスにおまかせします。私は曲調からのイメージやMVでよく使われている色を参考にしています。完成したら一旦名前をつけて保存します。名前は「タイトル」など、わかりやすいものなら何でもいいと思います。
歌詞データをコピペ
ここからが結構、根気のいる作業になります。①ハングル歌詞、②るび、③日本語訳のテキストをそれぞれコピーして貼り付けます。
コピペできたら、見やすい大きさ、色に整えていきます。
歌唱メンバー以外を隠す、そしてひたすら量産
次は歌唱メンバー以外を塗りつぶす作業です(適切な言い方がわかりませんでした…)。長方形ツールで長方形を作成、色は文字と同じ色にします。
長方形を透過します。だいたい50%で大丈夫でしょう。長方形のレイヤーの上で右クリック→レイヤーをラスタライズ。長方形選択ツールで、歌唱メンバーの部分を選択、Delで削除します。
あとはお名前をテキストツールで入力して1枚目が完成!
お察しかと思いますが、この作業を一曲通して作成します。1番と2番が歌詞が同じで歌唱パートも同じであれば、積極的に使いまわしましょう。だいたい1曲30枚前後で、ラップ曲など歌詞が多い曲は50~60枚になります。
Premiere Proで音にあわせて画像を貼り付ける
作業おつかれさまでした。ここまでできたら、あとは楽しい作業です。曲を聞きながら、歌詞画像を貼り付けていく作業です。Premiere Proを立ち上げ、作成保存したタイトル画像をドラッグします。音源も同じようにドラッグして挿入します。
あとはひたすら、音源にあわせて画像を貼って、表示時間を調整する作業です。タイムラインのシーケンスを右にドラッグすると表示時間が長くなり、左にドラッグすると短くなります。
曲の最後までできたら完成です。
動画を書き出す
書き出したい動画のシーケンスが選択されていることを確認して、メニューバーの「ファイル」から、「書き出し」、「メディア」を選択します。
YouTubeやニコニコ動画に投稿する場合は、形式で「H.264」を選択します。あとは書き出しボタンを押して、動画が書き出されるのを待ちましょう。
まとめ
いかがでしょうか。かなり端折って説明してしまいましたが、作業の流れとしては、【1】アーティスト画像、音源を準備する【2】文字データを作る、【3】コラージュメーカーで横並びの画像を作る、【4】Photoshopでタイトル画像、歌詞画像を作る、【5】Premiere Proで音と歌詞画像を貼り付けて調整する、という流れです。
今回は一般的に「かなるび動画」と呼ばれている基礎的な動画の作成方法を紹介しました。「ルビ付きカラオケ動画」の作り方については、また別途後日説明しようと思います。
興味を持たれた方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね。